
『デス・ストランディング』の監督、小島秀夫が、ゲームのアニメ化が現在進行中であることを確認しました。彼の考えるゲームの映像化に対する視点と、『デス・ストランディング2』の最新プロモーション情報をご紹介します。
デス・ストランディング、新たな地平へ
進行中のアニメ化プロジェクト

実写映画『デス・ストランディング』の製作が以前から報じられていましたが、シリーズ生みの親である小島秀夫は、アニメ化プロジェクトも進行中であることを確認しました。5月28日の『Vogue Japan』とのインタビューで、小島は今後の映画について語り、その流れでアニメプロジェクトについても言及しました。
彼は、ビデオゲームと映画の区別はいずれなくなっていくという信念を表明し、それが自身の会社の核心的な目標であると述べました。小島は「小島プロダクションの第一段階が『DEATH STRANDING』というIPを創り、それを映画や続編を含む複数のプラットフォームへ展開することだったなら、第二段階は、ゲームと映画の境界線が完全に曖昧になるコンテンツを制作することに捧げられます」と説明しました。

ビデオゲームの映像化については、原作への忠実性を重視する『ラスト・オブ・アス』と、ファン層をより意識した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を例に挙げました。小島は双方のアプローチの価値を認めつつも、自身の野心はカンヌやヴェネツィアのような権威ある映画祭で賞に値する映画を創ることだと述べました。そして、「実は、私たちは現在アニメ版を製作中です」と付け加えました。
小島は2024年9月にVariety誌に対してアニメ化の可能性をほのめかしていましたが、プロジェクトが具体的に進行中であることが小島プロダクションから正式に確認されたのはこれが初めてです。現時点では詳細な情報は公表されていません。
サマー・ゲーム・フェスト2025への小島秀夫の登場
関連ニュースとして、サマー・ゲーム・フェスト(SGF)は5月27日、Twitter(X)にて、小島秀夫が現地時間6月6日午後2時(太平洋時間)/午後5時(東部時間)/午後9時(GMT)/日本時間6月7日午前6時にステージ上に登場すると発表しました。ライブストリームはSGF公式のYouTube、Twitch、Instagram、TikTok、Twitter(X)チャンネルで視聴可能です。
多くの人々が、今回来場予定の『デス・ストランディング2(DS2)』に焦点が当てられると予想していますが、小島は『OD』や『Physint』などの他のプロジェクトについても言及する可能性があります。DS2のプロモーションは活発化しており、先日公開された盛り上がりを期待させるQRコードがその一例です。
ポーターを待つプレッパー
Redditでは、ファンたちが小島プロダクションが公開した新しいQRコードについて報告しており、それはゲーム公式ウェブサイトの動画にリンクしています。ユーザーsoldier_ibraは、スタジオがポケットティッシュキャンペーンを開始したと指摘しました。これは日本でよく見られるマーケティング手法で、ポケットティッシュのパックにQRコードが印刷され、消費者がスキャンする仕組みです。
小島自身も5月23日にこのキャンペーンについてツイートし、東京の街頭で自らポケットティッシュを配布していました。リンク先の動画は「ポーターを待つプレッパー」と題された、プレッパーシェルター内を描いた短く、特に目立った出来事のない映像です。ファンたちはこれを小島らしいマーケティング戦略と認識し、ゲームの発売が近づくにつれ、さらなるプロモーションコンテンツが展開されることを期待しています。
発売日が近づくにつれ、小島は高い評価を受けたアクションアドベンチャーゲームの続編を精力的にプロモートしています。『デス・ストランディング2: オン・ザ・ビーチ』は、2025年6月26日にPlayStation 5向けに発売予定です。ゲームの最新ニュースと情報は、以下の特集記事をご覧ください!
