Borderlands 4の戦利品システムと協力プレイへの大幅なアップグレードが、PAX East 2025の目玉となりました。これらのシステム改良に至った経緯や、開発チームが従来のミニマップ機能を削除した理由について解説します。
Borderlands 4 PAX East パネルディスカッション
革新された戦利品&協力プレイシステム
Gearbox Softwareの開発チームは5月10日のパネルで、Randy Pitchford CEOを含むメンバーがBorderlands 4の改良版戦利品・協力プレイメカニズムを実演。Borderlands 3からのプレイヤーフィードバックに対応するとともに、品質向上を図った改善を導入しました。
新協力プレイシステムでは進行状況の制限なく、いつでもセッションに参加可能になりました。広大なマップ間でのテレポートも最適化され、仲間と素早く合流できるように。BL4では前作同様に動的レベル調整を維持しつつ、報酬獲得競争をなくすため個人別戦利品ドロップを実装しています。
戦利品システムは、プレイヤーを圧倒せずに没頭感を維持するよう根本的に調整。レジェンダリーアイテムの出現率は低下するものの、より強力な効果を付与。特定アイテムが確実にドロップするボス戦を導入し、従来のランダム戦利品システムを補完。Moxxi's Big Encore機能も改良され、セーブ再読み込み不要でリプレイ価値を保ちます。
ミニマップ削除の哲学
Pitchfordは物議を醸したミニマップ削除について、「Borderlands 4の広大なオープンワールドが理由」と説明。「目的地が数マイル離れている場合、ローカルマップよりコンパスが現実的」と述べ、ナビゲーションより直接的なゲーム体験に焦点を当てたと強調しました。
「ミニチュア版のマップより、世界そのものと向き合ってほしい」とPitchfordは続け。「実際にゲームのスケールを体験すれば、インターフェースの決定が理解できるはず」と語りました。新コンパスシステムは没入感を保ちつつ、自然な誘導を目指しています。
9月12日へリリース日を前倒ししたGearboxは、Fan FestやGamescomイベントなど追加展示を計画。Borderlands 4はPlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2、PCプラットフォームで同時発売されます。